陶芸研究所

陶芸研究所は、伊奈製陶株式会社(現LIXIL)の創業者、故伊奈長三郎氏が常滑陶芸の興隆を念願し、同社株式15万株を常滑市に寄附され、その資金により昭和36年10月に本館やアトリエなどを建設し開設しました。
展示室には、平安時代末期から鎌倉時代の古常滑の大甕から、江戸時代以降現代までの名工が作った作品の数々を展示しています。

開設当時から若手陶芸作家の育成に努め、これまでに数々の研修生が巣立ち、中には世界的に活躍している陶芸家もいます。

また、研修工房で技師や研修生が作った作品は「常石窯」の作品として館内で販売しています。

平成24年4月からは、常滑市陶業陶芸の振興事業を新たな枠組みで捉え、次世代へ向けた常滑焼の発展のため、とこなめ陶の森 陶芸研究所として再スタートさせました。

平成23年度の主な改正点は、研修制度の大幅な見直しを行い、これまで1年間であった研修期間を2年間に延長。無料であった研修費も更なる充実のため、一部、研修生負担としました。

そのほか、釉薬講習会、貸窯など焼物関係者の利用拡大を図り、また、一般観光客の方にも工房見学をしていただくなど陶芸研究所が身近な施設として利活用していただける体制づくりとしました。

故 伊奈長三郎氏(1890年~1980年)について

伊奈長三郎(いな・ちょうざぶろう)は、伊奈製陶(株)(現(株)LIXIL)の創業者で、初代常滑市長を務めた常滑市名誉市民です。
頁岩陶土使用の開発、土管やタイル、衛生陶器を代表する建築用陶器の総合一貫生産など、常滑陶業界に多大な功績を残しました。
さらに、常滑の地にやきものの研究、作り手の育成、地場産業の発展のため、常滑市へ自社株式を寄付するなど常滑の陶業陶芸振興に貢献しました。